大阪池田市の
大阪教育大学附属池田小学校で
8人の
児童が
殺害された
事件から
8日で18
年となり、
学校では
追悼の
集いが
開かれました。
大阪教育大学附属池田小学校では18
年前の
平成13
年6月8日、
刃物を
持った
男が
侵入して
児童8人が
殺害され、
教師を
含む15
人がけがをしました。
8日、学校では遺族や児童、保護者、それに教職員などおよそ1400人が出席して追悼の集いが開かれ、はじめに亡くなった児童8人を悼んで鐘が鳴らされ、全員で黙とうしました。
そして、佐々木靖校長が「18年の月日が流れても、あの日の騒然とした風景を忘れることはできません。学校が安全で安心できる場所であるように、これからも努力を続けます」と述べました。
このあと、児童を代表して6年生3人が「安心、安全な学校や社会を作ろうという先輩方の思いを刻むとともに、この受け継いできた思いをさらにこれからも伝え続けていくことを誓います」と述べました。
学校の前には献花台が設けられていて、朝から次々に人が訪れ、花を手向けたり手を合わせたりしていました。
先月には、川崎市でスクールバスを待っていた小学生らが包丁で刺され、20人が死傷する事件が起き、子どもの安全対策を強化する動きが広がっています。
集いの後、佐々木校長は、報道陣から川崎の事件の受け止めを問われ「附属池田小の事件では終わらなかったという気持ちが大きい。加害者をつくらないためにどうすればいいかということを、学校だけではなく社会全体で考えていかなければならないと思う」と話していました。