19
日、
神奈川県愛川町で
傷害などの
罪で
実刑が
確定した
男が
包丁を
持って
逃走した
事件で、
男が
理髪店に
立ち寄り
髪を
短く
切っていたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。
警察は
見た目の
印象を
変えて
逃走を
続けているとみて
行方を
捜査しています。
19日午後1時ごろ、
神奈川県愛川町にある
傷害などの
罪で
実刑判決が
確定した
小林誠容疑者(43)の
自宅を、
検察庁の
職員と
警察官が
訪れ
収容しようとしたところ、
突然、
包丁を
持ち出して
抵抗し、
車で
逃走しました。
警察は公務執行妨害の疑いで指名手配し行方を捜査していますが、依然として身柄は確保されていません。
これまで調べで小林容疑者は、逃走した時は白のTシャツを着てハーフパンツを履いていたということですが、その後自宅から11キロほど離れた厚木市内のコンビニエンスストアの防犯カメラには、上下黒っぽい服を着た小林容疑者の姿が写っていました。
さらに捜査関係者によりますと、このコンビニエンスストアに立ち寄る直前に、近くの理髪店で髪の毛を短く切っていたことが防犯カメラの映像などからわかったということです。
警察は、小林容疑者が見た目の印象を変えて逃走を続けているとみて、厚木市内やその周辺を中心に行方を捜査しています。
知人「一刻も早く出てきて」
小林誠容疑者(43)と20年以上のつきあいがあるという男性がNHKの取材に応じ、「小林容疑者は、相模原市や寒川町など地元の周辺で開かれる祭りで露店を開いていた。たまにしか会わない私の家族にも親しく接してくれて、半年ほど前に祭りで会った時も『元気?』と声をかけてくれた。特に変わった様子はなかった」と話していました。
そのうえで、「事件が報道されてから連絡が取れず、周りの友人たちも行方がわからないと言っている。誰よりも友達思いのやつで、大切にしてきた地元の人たちが不安がっていることは、本意では無いと思う。一刻も早く出てきてほしい」と話していました。