アメリカのNASAは27日、「2034年に、土星の周りを回っている星の中でいちばん大きいタイタンに、探査機を送る」と発表しました。
探査機は「ドラゴンフライ」という名前です。ドローンのように空を飛んだり、タイタンに下りたりすることができます。
タイタンの周りにある空気の層はとても厚くて、液体になったメタンガスが川や湖など地球のような景色をつくっていると考えられています。そして有機物がたくさんあって、生き物に必要なものが全部あると言われています。
NASAは2026年に探査機を打ち上げて、タイタンには2034年に着く計画です。
そのあと2年半以上、探査機はタイタンで写真を撮ったり、空気や有機物を細かく調べたりします。NASAはタイタンを調べて、地球の生き物がどうやって生まれたか知りたいと考えています。