ベビー
用品を
安売りしないよう
小売店に
圧力をかけたとして、
公正取引委員会は
大阪市の
大手育児用品メーカーに
再発防止を
求める排除措置命令を
出しました。
排除措置命令を
受けたのは、
大阪 中央区に
ある大手育児用品メーカーの「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」です。
公正取引委員会によりますと、「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」は去年8月までの2年余りの間、ベビーカーやチャイルドシートなどのベビー用品を納入した小売店に対し、決められた価格から安売りしないよう圧力をかけたということです。
会社では小売店のリストを作成して店頭やインターネット上の販売価格を監視し、安売りを見つけるとやめるよう要請していたほか、応じない場合には出荷を停止していたということです。
このため、公正取引委員会は独占禁止法に基づいて再発防止を求める排除措置命令を出しました。
公正取引委員会によりますと、会社が圧力をかけるのをやめたあと、市場価格がおよそ2割下がった商品もあったということです。
「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」は「排除措置命令を厳粛に受け止め、再発防止に努めます」とコメントしています。