台風19号の被害で家に住むことができなくなった多くの人が、学校の建物などの避難所で生活しています。避難所での生活が長くなると、狭い場所でずっと座ったままや寝たままでいることが多くなって、「エコノミークラス症候群」になる危険があります。
長野市の避難所で、医者が22日までに109人の体の具合を調べました。この中の1人がエコノミークラス症候群だとわかって、病院に行きました。エコノミークラス症候群かもしれない人は16人いました。ほとんどがお年寄りでした。
日本赤十字社によると、避難所でトイレに行きたくないと思って、水を飲まないようにすると、エコノミークラス症候群になる危険が高くなります。このため、日本赤十字社は「水を十分に飲んで、ときどき足や体を動かしてください」と言っています。