台風19
号の
影響で
広い範囲が
浸水した
福島県いわき
市では、
保健師たちが
被災者の
住宅を
一軒ずつ
訪問して
健康状態の
変化などを
聞き取っていますが、
2週間近くがたつ
中、「
眠れない」「
気持ちが
落ち込む」といった
精神的な
疲労を
訴える人が
増えているということです。いわき
市は
浸水した
地域の
住民に
体や
精神面での
不調がないか
調べるため、
今月16
日から
保健師による
聞き
取りを
進めています。
24日は特に浸水被害の大きかった平下平窪地区の住宅を回りました。
市によりますと、これまでに1000軒以上訪問したということで、被災直後は「粉じんでのどが痛い」「断水しているが消毒はどうしたらよいか」といった衛生面の相談などが多く寄せられたということです。
しかし今週に入り、「眠れない」「浸水の記憶を思い出し、気持ちが落ち込む」といった精神的な疲労を訴える人が増えているということです。
自宅が浸水し2階で夫と2人暮らしをしている66歳の女性は「午前2時や3時に目が覚め、将来のことを考えて寝付けない。自宅では食欲もわかず、胃が痛い」と訴えていました。
保健師の藤澤朱華さんは「長期化することで精神的にも疲労がたまってきている。1人で抱え込まず、誰かに相談してほしい」と話していました。