日系米国人彫刻家のイサム・ノグチ氏が手掛けた彫刻が、アジア系米国人の作品として初めて、米ホワイトハウスの芸術コレクションに加わりました。ホワイトハウス歴史協会が明らかにしました。
ノグチ氏の作品「フロア・フレーム」は20日、メラニア・トランプ大統領夫人がローズガーデンで披露しました。作品は1962年に制作されたもので、地面に沈んで突き出たように見える長方形のブロックで構成されています。
1988年に死去したノグチ氏はこの作品について、「樹木と地面が交差し、暗示的な根と天蓋(てんがい)の両方の性質を兼ね備える」と形容していました。
彫刻はローズガーデンの東テラスに設置されました。メラニア夫人はこの作品について、「我が国の最高の芸術の多様性を表すだけでなく、我が国の景観に対するアジア系米国人アーティストの美しい貢献を際立たせている」とコメントしました。