新型コロナウイルスの
感染拡大が
続く北海道内で、
感染者の
治療にあたっている
総合病院の
看護師がNHKの
インタビューに
応じ、「
安心して
働いている
状況ではないので、さらに
多くの
患者を
受け入れることは
不安だ」と、
医療現場の
厳しい現状を
訴えました。
医療体制が
ひっ迫する
中、
道内の
総合病院の
感染症病棟に
勤務する
女性看護師がNHKの
インタビューに
応じ、「1
度、
感染者の
病床が
あるエリアに
入って
しまうと、2
時間や3
時間、
平気で
中にいることがある。
防護服は
通気性が
悪いので、
かなり汗もかくし、
水を
飲んだり、
トイレに
行ったりすることもできないので、
脱水状態になりかけながら
働いている」と、
厳しい現状を
訴えました。
さらに、「患者がせきをすると飛まつがあるので、顔を近づけているときは、とくに心配になる。防護服を着ていても完璧ではないと思う」と感染リスクと隣り合わせの状況を明らかにしました。
この看護師が勤務する病院では、感染者専用のベッドが数十床ありますが、一時、満床近くになり、現在も半分以上が埋まっているということです。
看護師は、新型コロナに対応するベッドを増やす必要性には理解を示したうえで、「安心して働いている状況ではないので、さらに多くの患者を受け入れることは不安だ」と話し、医療体制を維持するには、看護師の派遣などの支援が不可欠だと訴えています。