羽田空港の
滑走路で
海上保安庁の
航空機と
日本航空の
旅客機が
衝突して
炎上した
事故からきょうで1
か月です。
双方の
機体の
消火活動にあたった
消防への
取材から、
日本航空機は
左側の
エンジン付近から
火が
燃え広がっていたことが
新たにわかりました。
1月2日、羽田空港の滑走路上にいた海上保安庁の航空機と、着陸した日本航空の旅客機が衝突して炎上した事故では、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしたほか、旅客機の乗客15人が医療機関を受診しました。
今回の事故では、羽田空港にある国直轄の消防が双方の機体の消火活動にあたっていて、この消防への取材から、日本航空機では、左側のエンジン付近から火が燃え広がっていたことが新たにわかりました。
このため、事故発生当初、日本航空機の消火にあたった3台の消防車すべてで、左側の主翼への放水を続けたということです。
その後、胴体部分すべてが焼け落ちました。
また、事故発生から5分後の午後5時52分ごろ、消防が日本航空機から脱出した乗客に対し、その場から離れるよう避難誘導を始めていたこともわかりました。
当時、火が燃え広がっていたことから機体の前側にとどまっていた乗客に呼びかけたということです。
最終的に、日本航空機では乗客乗員379人全員が避難しました。
国の運輸安全委員会は、機体が燃えた状況や乗客と乗員が避難するまでの経緯についても詳しく調査しています。