クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は4年前の2日3日、横浜港に入港したあと、乗客や乗員の感染が相次いで明らかになり、乗っていた3700人余りのうち712人が感染し、13人が死亡しました。
当時はまだ新型コロナの検査や治療体制が確立していなかったうえ、関係国の責任の所在もあいまいで、乗客が船内に長期間隔離される事態となりました。
当時の乗客「何が起きたかいまだにはっきりとしていない」
3日は、当時の乗客3人が、クルーズ船が停泊していた横浜市の「大黒ふ頭」に集まり、ろうそくをともして一人ひとりの命日を読み上げ、黙とうしました。
そして海に花を投げ入れて、亡くなった人を追悼しました。
参加した大阪市の平沢保人さんは「4年たちますが、ここに立って亡くなった人を思うとつらい気持ちになります。当時、何が起きたのかいまだにはっきりとしていないので国には明らかにしてもらいたいです」と話していました。