国家公務員の「マイナ
保険証」の
利用率が4%
余りにとどまっていることがわかり、
武見厚生労働大臣は「
低すぎる」として、
健康保険の
運営団体などを
通じ、
利用率を
上げるよう
求めて
いく考えを
示しました。
政府は今の健康保険証をことし12月に廃止しますが、代わりとなる「マイナ保険証」の利用率は、去年12月時点で4.29%と低迷しています。
こうした中、厚生労働省は6日にホームページで、去年11月の国家公務員の「マイナ保険証」の利用率を、健康保険を運営する各府省庁などの共済組合別に公開しました。
それによりますと
▽最も高い総務省で6.26%
次いで
▽財務省で5.57%だった一方
▽保険証を所管する厚生労働省では4.88%
全体の平均では4.36%にとどまったことがわかりました。
武見厚生労働大臣は、閣議のあと記者団に対し「低すぎる。率先して使ってもらうよう、働きかける必要性を改めて認識した」と述べました。
そのうえで「利用促進には、医療機関からの患者への働きかけとともに、健康保険を運営する『保険者』による利用勧奨の取り組みが重要だ」と述べ、医療機関や保険を運営する団体に対し、目標を設定するなどして、利用率を上げるよう求めていく考えを示しました。