KDDIがローソン株かぶを公開こうかい買い付かいつけ 三菱みつびし商事しょうじとともに共同きょうどう経営けいえいへ

発表はっぴょうによりますと、KDDIはローソンに対にたいして、ことし4月つきごろをめどに4900億おく円えん余あまりを投とうじてTOBの手続てつづきを開始かいしし、すでに保有ほゆうしている2.1％と合あわせて株式かぶしきの50％を取得しゅとくする方針ほうしんです。

ローソンは、三菱みつびし商事しょうじが株式かぶしきの50％余あまりを保有ほゆうし親会社おやがいしゃとなっていますが、TOBが実現じつげんした場合ばあい、KDDIと三菱みつびし商事しょうじがそれぞれ50％を保有ほゆうし、ローソンを共同きょうどう経営けいえいする形かたちとなります。

3社しゃは6日にちに資本しほん業務ぎょうむ提携ていけいを結むすび、ことし9月つきごろに手続てつづきを完了かんりょうし、共同きょうどう経営けいえいを始はじめる見通みとおしです。

共同きょうどう経営けいえいによって、

▽コンビニと携帯けいたい電話でんわの販売はんばい店てんの店舗てんぽ網もうを相互そうごに活用かつようし、コンビニの商品しょうひんや携帯けいたい電話でんわのほか、銀行ぎんこうや保険ほけんサービスなどを提供ていきょうするほか

▽KDDIの持もつデジタル技術でじたるぎじゅつを活用かつようして、コンビニの店舗てんぽ運営うんえいの効率こうりつ化かなどを進すすめることを検討けんとうするとしています。

コンビニ業界ぎょうかいでは人口じんこう減少げんしょうやネット通販つうはんの普及ふきゅうなどで、事業じぎょう戦略せんりゃくの強化きょうかや見直みなおしが課題かだいとなっていて、KDDIとローソンがそれぞれ持もつ異い業種ぎょうしゅの“経済けいざい圏けん”の連携れんけいは、今後こんごの競争きょうそう環境かんきょうに影響えいきょうを与あたえそうです。

ローソン 竹たけ増ぞう社長しゃちょう「非常ひじょうに大おおきなサポート 大おおきな力ちからになる」

ローソンの竹たけ増ぞう貞さだ信しん社長しゃちょうは「ローソンの将来しょうらい像ぞうをお互おたがい共有きょうゆうし、そしてお互おたがいの強つよみを出し合だしあってそれを追求ついきゅうしていけるという点てんから提案ていあんを受け入うけいれさせていただいた。通信つうしん、デジタルの分野ぶんやで将来しょうらいに対にたいする非常ひじょうに大おおきなサポート、大おおきな力ちからになると考かんがえている」と述のべました。

三菱みつびし商事しょうじ 中西なかにし社長しゃちょう「新あたらしい価値かち提供ていきょうしていくことが必要ひつようと認識にんしき」

三菱みつびし商事しょうじの中西なかにし勝也かつや社長しゃちょうは記者きしゃ会見かいけんで、「デジタル技術でじたるぎじゅつの進展しんてんや生活せいかつ者しゃニーズの多様たよう化か、将来しょうらい的てきな人口じんこう減少げんしょうなどさらなる環境かんきょう変化へんかが見込みこまれる中なか、異ことなる機能きのうやビジョンをもつパートナーと生活せいかつ者しゃに新あたらしい価値かちを提供ていきょうしていくことが必要ひつようとの認識にんしきに至いたった」と述のべました。

KDDI 高橋たかはし社長しゃちょう「新あらたな価値かちあるサービスをお届とどけしたい」

KDDIの高橋たかはし誠まこと社長しゃちょうは、今回こんかいの提携ていけいのねらいについて「ローソンとKDDIをあわせればおよそ1万まん7000のリアルな拠点きょてんがあるが、リアルの接点せってんでデジタルをフルに活用かつようした新あらたな価値かちあるサービスをお届とどけしたい。コンビニは、社会しゃかいのインフラとして非常ひじょうに重要じゅうような役割やくわりを果はたしており、通信つうしん、DXの力ちからをフルに活用かつようして未来みらいのコンビニを実現じつげんしていきたい」と述のべました。