岸田総理大臣は、
来月20
日に
韓国を
訪れ、ユン・ソンニョル
大統領と
会談できないか
検討していて、
国会審議などの
状況を
慎重に
見極めたうえで
判断する
方針です。
日韓両国の間では、去年3月の日韓首脳会談での合意を受け、10年以上途絶えていた首脳間の相互往来「シャトル外交」が再開しています。
政府関係者によりますと、この一環として岸田総理大臣は、来月20日に韓国を訪問し、ユン大統領と首脳会談をできないか検討しているということです。
訪問が実現すれば去年5月以来となり、北朝鮮の核・ミサイル問題を受けた安全保障面での連携強化を図るなど、日韓関係の改善の流れを一層確かなものにしたい考えです。
一方、来月20日には、現地で大谷翔平選手が所属する大リーグ、ドジャースの開幕戦が予定されていることから、両首脳で観戦する案も出ています。
ただ、来月は国会で新年度予算案の審議が大詰めを迎え、韓国側では4月に控える総選挙への影響を考慮して、会談に否定的な意見もあるため日本政府としては、慎重に状況を見極めたうえで、判断する方針です。