1日から運転手や建設作業員などの長時間労働の規制が強化されます。なかでもトラック運転手の残業時間を減らすことで「物流の2024年問題」が本格化し、私たちの生活に影響を与えそうです。
物流業界ではこれまで、運転手の時間外労働時間を使って、受取人が不在の場合の再配達業務など、運送業務で生じる様々な労働コストをカバーしていました。
1日以降は運転手の残業時間の上限が規制されます。
稼働時間が減るため、荷物の到着遅れや運送費のさらなる値上げなどが予想されます。
また、荷物を再配達せずに玄関に置く「置き配」や、最寄りのコンビニなどに預けるかたちの配送が増える見通しです。
政府は、業務効率化などの対策を講じない場合、輸送能力が2024年に14%、2030年に34%不足すると試算しています。