「
小林製薬」の「
紅麹」の
成分を
含む健康食品を
摂取した
人が
腎臓の
病気などを
発症した
問題で、
会社は、
体調不良を
訴える人の
電話相談の
受付時間を
午後9
時までに
延長し、
土日や
祝日も
対応することになりました。
小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして、3月29日までに、5人が死亡、のべ114人が入院したことがわかっています。
小林製薬では、製品を摂取し体調に不安を感じる人の健康相談に電話で応じる窓口を3月22日に設けていて、これまでに1万5000件を超える相談などが寄せられているということです。
会社側はさらに対応を強化するため、午前9時から午後5時までだった電話相談の受付時間を、午後9時までに延長したということです。
また、土日や祝日も同じ時間帯で相談に応じるということです。
この対応は4月末まで続ける予定だということで、小林製薬は「少しでも不安に感じることがあれば、相談してほしい」と話しています。
一連の問題をめぐって、会社は、去年4月から10月にかけて製造した紅麹原料から、青カビから発生することがある「プベルル酸」とみられる物質が確認されたとしていて、厚生労働省などが工場の立ち入りを行うなど、調査が進められています。
小林製薬 入社式を中止 新入社員全員に社長が説明
小林製薬には、グループ会社を含めて81人が新たに入社しましたが、問題の対応を優先するとして、入社式を中止しました。
会社によりますと、4月1日は大阪 中央区にある本社で、81人の新入社員全員を前に、小林章浩社長が一連の問題の対応などについて直接説明したということです。
あわせて、こうした状況の中で入社することに対して感謝を述べたということです。