「今いまこそ恩返おんがえしを」台湾たいわん地震じしん 支援しえんの動うごき広ひろがる 募金ぼきん箱ばこ設置せっちも

台湾たいわんと交流こうりゅうを続つづけてきた自治体じちたいでも募金ぼきん箱ばこを設置せっちして、寄付きふを呼よびかける動うごきが広ひろがっています。

※記事きじでは主おもな寄付きふ先さきも紹介しょうかいしています。

過去かこの災害さいがい 台湾たいわんから日本にっぽんに

これまで日本にっぽんで大おおきな災害さいがいが起おきるたびに、台湾たいわんからは多おおくの寄付きふ金きんが被災ひさい地ちに送おくられてきました。

2011年ねんの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでは200億おく円えん以上いじょう、ことし1月つきの能登のと半島はんとう地震じしんでも、25億おく円えん余あまりの寄付きふ金きんが集あつまり、石川いしかわ県けんに送おくられました。

このため、3日にちの地震じしん発生はっせい直後ちょくごから、旧きゅうツイッターのXでは「恩返おんがえし」ということばを使つかった投稿とうこうが多おおくみられています。

「台湾たいわんに恩返おんがえししないと」

「いつも真っ先まっさきに助たすけてくれる台湾たいわん。今いまこそ恩返おんがえしを」

「石川いしかわ県民けんみんとして台湾たいわんからの支援しえんは忘わすれません。恩返おんがえしさせていただきます」

また、「学生がくせいのときに訪おとずれた大好だいすきな場所ばしょ。寄付きふさせてもらった」とか「少額しょうがくですが寄付きふしました。支援しえんの輪わが広ひろがりますように」など、寄付きふに関にかんする投稿とうこうも相次あいついでいます。

急きゅうごしらえ 段ボールだんぼ-るの募金ぼきん箱ばこも

台湾たいわんと交流こうりゅうのある自治体じちたいなどでも支援しえんの動うごきが広ひろがっています。

大おおきな被害ひがいが出でている花はな蓮はちす市しの姉妹しまい都市としとなっている沖縄おきなわ県けんの与那国よなぐに町まちでは、4日にちから募金ぼきんの受け付うけつけを始はじめました。

与那国よなぐに島とうは台湾たいわんまで110キロほどの距離きょりにあり、戦前せんぜんや終戦しゅうせん直後ちょくごは人ひとや物資ぶっしが盛さかんに行き交いきかっていたということです。来月らいげつ10日にちまで受け付うけつけ、集あつまった募金ぼきんは花はな蓮はちす市しに届とどける予定よていだということです。

茨城いばらき県けんの笠間かさま市しでも、4日にちから市役所しやくしょと支所ししょに募金ぼきん箱ばこが設もうけられています。市しは2018年ねんに、台北たいぺい市しに交流こうりゅう事務所じむしょを開設かいせつし、中学生ちゅうがくせいを台湾たいわんに派遣はけんしたり、台湾たいわんの特産とくさんのバナナを学校がっこう給食きゅうしょくで提供ていきょうしたりするなど交流こうりゅうを行おこなっています。

笠間かさま市しの甘利あまり浩行ひろゆき秘書ひしょ課長かちょうは「募金ぼきんにより少すこしでも今後こんごの復旧ふっきゅうなどの役やくに立たてれば」と話はなしていました。

コンビニでも支援しえん呼よびかけへ

コンビニ大手おおてのファミリーマートは5日にちから18日にちまで、全国ぜんこくのおよそ1万まん6300店舗てんぽで店頭てんとうでの募金ぼきんの受付うけつけを始はじめるとしています。

寄付きふを受け付うけつけている主おもな団体だんたい（4日にち時点じてん）

日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃやNGOなどが寄付きふや募金ぼきんへの協力きょうりょくを呼よびかけています。

日本にっぽん赤十字せきじゅうじ社しゃ被災ひさい地域ちいきで救護きゅうごや救援きゅうえん活動かつどうにあたっている。4月つき5日にちから口座こうざ振り込ふりこみで救援きゅうえん金きんの受け付うけつけを開始かいし。6月つき28日にちまで。救援きゅうえん金きんは、台湾たいわん赤十字せきじゅうじ組織そしきが行おこなう救援きゅうえん・復興ふっこう支援しえん活動かつどうや、防災ぼうさい・減げん災わざわい事業じぎょうなどに使つかわれる。

NGO「ADRA Japan（アドラ・ジャパン）」貧困ひんこんや災害さいがい、紛争ふんそうなどにより苦くるしい立場たちばに置おかれている人々ひとびとに寄り添よりそい、自立じりつを促うながす活動かつどうに取り組とりくむ。緊急きんきゅう募金ぼきんを受け付うけつけ。

NGO「ピースウィンズ・ジャパン」

医療いりょうを軸じくとした災害さいがい緊急きんきゅう支援しえんプロジェクト「空そら飛とぶ捜索そうさく医療いりょう団だんARROWS」を運営うんえいし、国内外こくないがいの災害さいがい被災ひさい地ちで支援しえん活動かつどうを行おこなう。

偽にせサイトに注意ちゅういを

一方いっぽう、過去かこの災害さいがいでは、募金ぼきんをかたって個人こじん情報じょうほうをだまし取だましとる偽にせサイトも確認かくにんされていることから、インターネットで寄付きふをする場合ばあいには、募集ぼしゅうする団体だんたいなどの正規せいきのサイトかどうか事前じぜんに確認かくにんすることが必要ひつようです。