このイベントは、金沢市の商店街の組合が企画し、会場となった市内の公園には1万5000個のかきが用意されました。
「能登かき」は石川県の七尾湾で1年を通して養殖されるブランドかきで、身が大きく、うまみが強いのが特長とされますが、能登半島地震でかき棚や加工施設が被害を受けたほか、販売先も被災して売れなくなったかきも多く残ったということです。
今回は、そうしたかきを金沢の商店街が買って支援しようという取り組みで、大勢の人が訪れて七輪で焼いたかきを味わっていました。
また、七尾市で被災した養殖業者も出店し、「能登かき」を使ったかきフライを提供していました。
金沢市に住む70代の女性は「こんな大きなかきを食べる機会はなかなかないです。食べて被災地を応援したいです」と話していました。
このイベントの売り上げは七尾市に寄付されるということです。
金沢市の平和町大通り商店街振興組合の林雄一理事長は「かき小屋なども壊れたと聞き心が痛みます。能登の人たちと一緒に食を生かして被災地を応援したいです」と話していました。