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日午前、
富士山の
標高2000
メートル付近などで
土砂が
一気に流れ
下る現象が
確認され、
国土交通省の
富士砂防事務所は
雨を
含んだ
雪が
土砂と
一緒に
滑り落ちる「スラッシュ
雪崩」と
呼ばれる
現象だとしています。
住宅への
被害は
確認されていませんが、
砂防事務所が
規模を
調べることにしています。
国土交通省の富士砂防事務所によりますと富士山の標高およそ2000メートルにある山梨県鳴沢村に設置されたカメラで午前8時半ごろ、土石流のような現象が捉えられました。
大沢川の上流部に当たり、撮影された映像からは黒い土砂などが複数回流れていくのが確認できます。
砂防事務所によりますと、時速は60キロほどだとみられるということです。
これは雨を含んだ雪がシャーベット状になって土砂と一緒に滑り落ちる「スラッシュ雪崩」だということで気温が上昇し、まとまった雨が降ると発生しやすくこれまでもたびたび確認されています。
スラッシュ雪崩はその後も断続的に発生したということで午前9時40分ごろにも確認されたほか下流に当たる観測所でも午前10時すぎに映像で確認されています。
砂防施設で受け止められ、住宅への被害は確認されていませんが、標高1500メートルほどにある静岡県富士宮市の大滝観測所では、土石流が流れ込み大沢川の水位を測る水位計のついた鉄塔の一部が折れる被害が出たということです。
今後、砂防事務所が規模などを調べるとしています。