先さきに2勝しょうしたチームが今こんシーズンのチャンピオンとなるWリーグのファイナル第だい2戦せんは14日にち東京とうきょう 調布ちょうふ市しで、Wリーグ史上しじょう最多さいたとなる7168人にんの観客かんきゃくが詰つめかける中なかで行おこなわれました。

先さきに勝かって勢いきおいに乗のるレギュラーシーズン1位いの富士通ふじつうは第だい1クオーター、キャプテンの宮澤みやざわ夕貴ゆき選手せんしゅが2本ほんのスリーポイントシュートなどで流ながれに乗のり、このクオーターで24対たい14とデンソーを大おおきくリードしました。

あとがないデンソーは第だい2クオーターの終了しゅうりょう間際まぎわにキャプテンの赤穂あこうひまわり選手せんしゅのシュートで4点てん差さに迫せまって前半ぜんはんを終おえると、第だい3クオーターは序盤じょばんから日本にっぽん代表だいひょうの馬うま瓜うりエブリン選手せんしゅなどが得点とくてんを重かさね逆転ぎゃくてんに成功せいこうしました。

デンソーはこのクオーター、赤穂あこうひまわり選手せんしゅなどが積極せっきょく的てきにオフェンスリバウンドに飛び込とびこんでセカンドチャンスから得点とくてんを奪うばい54対たい49と5点てんをリードして第だい4クオーターに入はいりました。

第だい4クオーターに入はいると堅かたいディフェンスでおよそ4分間ふんかん、富士通ふじつうの得点とくてんを許ゆるさなかったデンソーが73対たい62で逆転ぎゃくてん勝がちを収おさめ、対戦たいせん成績せいせきを五ご分ふんに戻もどしました。

敗やぶれた富士通ふじつうは宮澤みやざわ選手せんしゅが両りょうチーム最多さいたの27点てんをあげましたが、相手あいての高たかさの前まえに、オフェンスリバウンドの数かずが7つ下回したまわり、序盤じょばんのリードを守まもれませんでした。

ファイナルの第だい3戦せんは15日にち行おこなわれ、勝かったチームが今こんシーズンのチャンピオンになります。

馬うま瓜うりエブリン「あすもこの流ながれのままで勝利しょうりをつかみたい」

チーム最多さいたの17得点とくてんをマークしてデンソーを逆転ぎゃくてん勝がちに導みちびいた馬うま瓜うりエブリン選手せんしゅは「前半ぜんはんは苦くるしい時間じかん帯たいがあったが、何なにをやるかを明確めいかくにしてプレーできたのがよかった」と笑顔えがおで振り返ふりかえりました。

そのうえで「後半こうはんにつかんだ流ながれを相手あいてに渡わたさず自分じぶんたちで勝利しょうりをつかみ取とるということをチームのみんなと話はなした。あすもこの流ながれのままで勝利しょうりをつかみたい」と意気込いきごみを話はなしました。

高田たかだ真希まき「チーム全員ぜんいんの勝かちたいという気持きもちがあらわれた」

また、チームの大黒柱だいこくばしらの高田たかだ真希まき選手せんしゅは「相手あいてがタフなディフェンスをしてくるのでそこに負まけずに、勝かちたいという気持きもちで体からだを張はってオフェンスリバウンドに飛び込とびこんだ。チーム全員ぜんいんの勝かちたいという気持きもちがあらわれた」と逆転ぎゃくてん勝がちを演えんじたチームに胸むねを張はりました。

そして、初はつ優勝ゆうしょうがかかる第だい3戦せんに向むけては「技術ぎじゅつ的てきなところもそうだが気持きもちの部分ぶぶんで負まけずに戦たたかいたい」と話はなしていました。