「立山黒部アルペンルート」は、富山県立山町と長野県大町市をロープウエーやケーブルカーなどで結ぶ全長37キロ余りの山岳観光ルートです。
15日は、標高2450メートルの室堂ターミナルの駐車場で、およそ4か月半ぶりの全線開通を祝い式典が行われました。
このあと、観光客は最も高いところで14メートルの雪の壁がそびえ立つ「雪の大谷」に次々に向かいました。
アルペンルートを管理する「立山黒部貫光」によりますと、ルート上に能登半島地震による被害はなく、「北陸応援割」の効果もあって、ことしの予約は好調だということです。
神戸市から訪れた男性は「雪の壁がきれいで感動しました。天気もよく最高です」と話していました。
シンガポールから訪れた男性は「ここでしか見られない景色ですばらしい。家族や友達にも勧めたい」と話していました。
「立山黒部貫光」の見角要社長は「地震の影響を心配していたが、多くの人が訪れてくれてありがたい。富山の観光の復興にも大きな役割を果たせると思う」と話していました。