16
日の
東京外国為替市場は、15
日にアメリカで
発表された
経済指標が
市場の
予想を
上回ったこと
などから、
円安が
一段と進み、
円相場は1ドル=154
円台で
取り引きされています。
外国為替市場では、日本時間の15日夜に発表されたアメリカの先月の小売業の売上高が市場予想を上回ったことで、アメリカ経済は堅調だという受け止めが広がり、FRB=連邦準備制度理事会が早期に利下げするのではないかという市場の観測が後退しました。
このため、15日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は一時、およそ34年ぶりの円安ドル高水準となる、1ドル=154円台半ばまで値下がりしました。
16日の東京市場でも、円が売られやすい状況が続いています。
市場関係者は「政府・日銀による市場介入への警戒感は高まっているが、きょうの鈴木財務大臣の発言はこれまでと変わらない内容だったと受け止められている。今後の中東情勢やアメリカ経済の動向に市場の関心が集まっている」と話しています。