本物ほんものと偽物にせものの2つの箱はこ、一見いっけんすると、違ちがいはほとんどありません。

ただ、よく見みてみると、違ちがいがありました。

インターネットで商品しょうひんを買かった女性じょせいは「定価ていかよりちょっと安やすかったので買かいました。偽物にせものだったかもしれない。販売元はんばいもとがしっかりしているところで買かいたいです」と不安ふあんを口くちにしていました。

ロート製薬ろ-とせいやくは「お客様おきゃくさまに健康けんこう被害ひがいがなかったかと懸念けねんしています。今後こんごも継続けいぞくして模倣もほう行為こういへの対策たいさくに取り組とりくんで参まいります」とコメントしています。

今回こんかいの事件じけんのような偽物にせものの化粧けしょう品ひんについての相談そうだんは、2021年度ねんどは123件けんで、この5年ねんでおよそ3倍ばいになっているということです。

化粧けしょう品ひんについての相談そうだんは「正規せいき品ひんと比くらべると包装ほうそうのデザインやにおいが違ちがう」などで、なかには「使用しようしたら肌はだがヒリヒリしたり、赤あかくなったりした」といった健康けんこう被害ひがいに関にかんするものも寄よせられているということです。

そのうえで、偽物にせものかどうか見分みわけるために3つのポイントを確認かくにんしてほしいとしています。

二ふたつ目めは、一般いっぱんに流通りゅうつうしている価格かかくよりも大幅おおはばに安やすい値段ねだんではないか。

三みっつ目めは、商品しょうひん説明せつめいの日本語にほんごが不ふ自然しぜんだったり誤あやまったりしているほか、画像がぞうに不備ふびがないか。

このほか、同おなじ品物しなものを買かった人ひとの感想かんそうや評価ひょうかも偽物にせものかどうかを確認かくにんする手段しゅだんになるということで、一度いちど立ち止たちどまって、信頼しんらいできるサイトか検討けんとうしてほしいということです。

そのうえで、トラブルに遭あってしまった場合ばあいは「代金だいきんを支払しはらっていても1人にんで悩なやまず、諦あきらめないで近ちかくの消費しょうひ生活せいかつセンターに相談そうだんしてください」と話はなしていました。

相談そうだん窓口まどぐちについては「消費しょうひ者しゃホットライン」の「188（いやや）」に電話でんわをすると最寄もよりの消費しょうひ生活せいかつセンターなどに案内あんないしてもらえるということです。