アメリカ・フロリダ州を襲ったハリケーン「ニコル」。その爪痕が、徐々に明らかになってきました。
ハリケーンは去っても、波は高いまま。護岸用のブロックの多くが流され、敷地内まで波が押し寄せています。
海岸沿いの地域では、波により土砂がえぐられる被害が確認できます。
破壊された海辺の高級リゾート地で、倒壊した建物。その中で、がれきを撤去する住民たちの姿もあります。
アメリカ本土に11月、ハリケーンが上陸するのは観測史上、今回を含めてわずか2回しかないといいます。
地元メディアによると、倒壊した建物の多くは、1950年代に建設されたものだということです。
これまでは風雨に耐え続けていた建物も、今回のハリケーンで土台ごと波にさらわれ、多くが倒壊したということです。