人種や肌の色、国籍などを理由にして、警察が町にいる人に質問をしたり、持っている物を調べたりすることが世界で問題になっています。
警察庁が調べると、去年、警察の質問のしかたに問題があったことが東京都や神奈川県などで6回あったことがわかりました。
「国籍はどこですか」ではなくて「何人ですか」と聞いたことや、名前がカタカナだったので外国人だと思って、在留カードを見せるように言ったことがありました。髪を見て「同じような髪の形の人が、法律で禁止している薬を使っていた」と言ったこともありました。
警察庁は、質問を受けた人が差別だと思ったり、嫌な気持ちになったりしないようにしていくと言っています。