オーストリアで気候問題に抗議する活動家が、展示されているクリムトの絵画「死と生」に黒い液体を浴びせました。世界中で著名な芸術作品を狙った同様の行為が相次いでいます。
「ラスト・ジェネレーション」と称する団体に属するこの活動家2人は、現地時間の15日午前11時過ぎ、ウィーンのレオポルド美術館で当該の絵画を攻撃しました。同館が声明で明らかにしました。
作品に液体を浴びせた後、活動家の1人は作品を守るガラスに自身を接着しました。
初期段階の検証を経て、同館は作品と額に損傷はなかったと発表しました。ただ「ガラスと安全用の枠組み、壁、床への被害は明白かつ甚大だ」と強調しました。
警察と医療チームは攻撃が起きてから間もなく現場へ駆けつけた。また活動家らの個人情報を入手したと、美術館は付け加えました。