総務省は毎月、家庭が買う物や利用するサービスの値段を調べて、物価がどのぐらい変わったか発表しています。10月の物価は、1年前と比べて3.6%高くなりました。物価が前に3.6%上がったのは、40年8か月前の1982年2月でした。
物価が上がった大きな原因は、多くの食料品の値段が上がったことです。食料品は、原料が高くなったり、円が安くなったりして、1年前より5.9%高くなりました。ほかには、電気代が20.9%、ガス代が20%、携帯電話が16.5%、エアコンが13.3%上がりました。
総務省は「10月はたくさんの食料品の値段が上がったため、物価が9月より0.6ポイント上がりました。これからも食料品の値段は上がり続けると思います」と話しています。