ほかの子どもたちも全員がけがをしたということです。
校長の女性は「子どもたちは私の名前を叫び、何人かは倒れてきた棚の下敷きになった。子どもたちの命を取り戻すことはできず、私は救うことができなかった」と話していました。
また、学校の周辺では住民たちが簡素なテントで避難生活を続けていて、1歳の娘がいる母親は「4枚の紙おむつだけ手に入り、ミルクはもらえなかった。子どもの食べ物やミルクなどが必要だ」と訴えていました。
現地では生存率が急激に下がると言われる発生から72時間が24日午後に迫っていて、地震による土砂崩れなどに巻き込まれた人たちの懸命な救助活動が続いています。
しかし、その後も地震が相次ぎ、再び土砂崩れが発生するおそれがあることから、救助は難航しています。