電子レンジで調理するカップ入りのマカロニ&チーズについて、「3分半で完成」とうたった宣伝は偽りだとして、米フロリダ州の女性がメーカーを相手取り、500万ドル(約6億9000万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
原告のアマンダ・ラミレスさんは、米食品大手のクラフト・ハインツ・フードが販売する「Velveeta」シリーズのシェル&チーズについて、食べるまでの準備に宣伝よりも長い時間がかかると訴えています。
訴訟は今月18日、フロリダ州南部地区の米連邦地裁に起こされました。
訴状の中で原告側は、3分半で完成という同製品の説明について、「虚偽であり誤解を招く」と主張。電子レンジで3分半という加熱時間には、準備に必要な他の4段階の手順、すなわち、蓋とソースの袋を取り、水を加え、電子レンジで加熱してかき混ぜるという手順が含まれていないと訴え、この手順があるために、わずか3分半でマカロニ&チーズを完成させることは不可能だとしました。
原告側は損害賠償に加え、「詐欺的な宣伝」をやめるよう同社に命じることも求めています。