代理母出産は「搾取に基づく」、ローマ教皇が禁止を訴え - Easy News

代理母出産だいりははしゅっさんは「搾取さくしゅに基もとづく」、ローマ教皇きょうこうが禁止きんしを訴うったえ

Jan 12, 2024 07:01

Furigana

ローマ教皇きょうこうフランシスコは８日ようか、バチカン市内しないで行おこなった講話こうわの中なかで、「いわゆる代理母出産だいりははしゅっさんは嘆なげかわしいと考かんがえる。女性じょせいと子こどもの尊厳そんげんに対たいする重大じゅうだいな侵害しんがいであり、母親ははおやを物質的ぶっしつてきに必要ひつようとする状況じょうきょうに対たいする搾取さくしゅに基もとづく」と発言はつげんしました。

フランシスコ教皇きょうこうは「子こどもは常つねに賜物たまもの（たまもの）であり、商業契約しょうぎょうけいやくに基もとづくものであってはならない」と強調きょうちょう。代理母出産だいりははしゅっさんを一律いちりつに禁止きんしするよう、国際社会こくさいしゃかいの努力どりょくを期待きたいすると述のべ、「存在そんざいのあらゆる瞬間しゅんかんにおいて、人ひとの命いのちは保全ほぜんされ、守まもられなければならない」と訴うったえました。

カトリック教会きょうかいは以前いぜんから、体外受精たいがいじゅせいによる代理母出産だいりははしゅっさんには反対はんたいの立場たちばでした。代理母出産だいりははしゅっさんは受胎じゅたいを非人格化ひじんかくかするもので、一部いちぶの受精卵じゅせいらんを廃棄はいきする行為こういは人工妊娠中絶じんこうにんしんちゅうぜつに等ひとしいと論ろんじています。

代理母出産だいりははしゅっさんはイタリアなど複数ふくすうの国くにで禁止きんしされている。英国えいこくなどは認みとめているものの、商業目的しょうぎょうもくてきの代理母出産だいりははしゅっさんを禁止きんしするといった規制きせいがあります。米国べいこくでは州しゅうによって代理母出産だいりははしゅっさんに関かんする法律ほうりつが異ことなります。