Japanese News: ウクライナ提唱の和平案スイス外相“実現にはロシア参加を”

ウクライナ提唱ていしょうの和平わへい案あんスイス外相がいしょう“実現じつげんにはロシア参加さんかを”

Jan 15, 2024 07:01

Furigana

ウクライナが提唱ていしょうする和平わへい案あんについての協議きょうぎが、14日にち、スイスのダボスで開ひらかれ、共同きょうどう議長ぎちょうを務つとめたスイスのカシス外相がいしょうは、和平わへい案あんの実現じつげんに向むけた今後こんごの議論ぎろんにはロシアを参加さんかさせる必要ひつようがあるという認識にんしきを示しめしました。

スイスのダボスでは14日にち、ウクライナが「平和へいわの公式こうしき」と名付なづけて提唱ていしょうする、ロシア軍ぐんの撤退てったいや領土りょうどの回復かいふくなど10項目こうもくの和平わへい案あんについて話し合はなしあう、4回かい目めの協議きょうぎが開ひらかれ、G7＝主要しゅよう7か国かこくやグローバル・サウスと呼よばれる新興しんこう国こくの高官こうかんなどが参加さんかしました。

ウクライナ大統領だいとうりょう府ふによりますと、協議きょうぎにはあわせて81の国くにと国際こくさい機関きかんが参加さんかしたということで、ウクライナのイエルマク大統領だいとうりょう府ふ長官ちょうかんは、協議きょうぎの冒頭ぼうとうに「グローバル・サウスの国々くにぐにが関与かんよを深ふかめていることは心強こころづよいことだ」と述のべました。

その上うえで「単たんなる停戦ていせんは平和へいわへの道みちではない。選択せんたくは簡単かんたんであり、負まけて消滅しょうめつするか勝かって生いき続つづけるかだ」と述のべ、徹底てってい抗戦こうせんを続つづけてロシア軍ぐんを完全かんぜんに撤退てったいさせたうえでの停戦ていせんでなければ本当ほんとうの平和へいわとは言いえないとの認識にんしきを示しめしました。

ウクライナとしては、去年きょねん12月つきにサウジアラビアで開ひらかれた非公式ひこうしき協議きょうぎで、複数ふくすうのグローバル・サウスの国々くにぐにの高官こうかんから、ロシアと停戦ていせんするよう説得せっとくする発言はつげんが相次あいついだことから、改あらためてそうした説得せっとくに抵抗ていこうした形かたちです。

協議きょうぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで、ウクライナとともに共同きょうどう議長ぎちょうを務つとめたスイスのカシス外相がいしょうは、「何なんらかの形かたちでロシアをこのプロセスに参加さんかさせる必要ひつようがある。ロシアの関与かんよなしでの平和へいわはありえない」と述のべ、今後こんごの議論ぎろんにはロシアを参加さんかさせる必要ひつようがあるという認識にんしきを示しめしました。