「Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈ」輸入禁止ゆにゅうきんしの回避策かいひさく、当局とうきょくが承認しょうにん　健康管理けんこうかんりの目玉機能めだまきのうが非搭載ひとうさいに

米裁判所べいさいばんしょの判断はんだんに基もとづき米国べいこくで一時的いちじてきに販売はんばいが停止ていしされた米べいアップルのスマートウォッチ「Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈ」について、輸入禁止ゆにゅうきんしを回避かいひするためアップルが提案ていあんした設計せっけいの変更へんこうが当局とうきょくに承認しょうにんされた。この変更へんこうが実施じっしされれば、健康管理けんこうかんりに利用りようできるとアップルが宣伝せんでんしていた機能きのうは使つかえなくなる。

１５日にちに米連邦裁判所べいれんぽうさいばんしょに提出ていしゅつされた書面しょめんによると、Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈは血中酸素濃度ちちゅうさんそのうどを測定そくていするパルスオキシメーター機能きのうを搭載とうさいしない設計せっけいに変更へんこうすることを提案ていあんして承認しょうにんされた。この機能きのうをめぐっては、特許侵害とっきょしんがいでアップルを提訴ていそした医療機器いりょうききメーカー米べいマシモの訴うったえが認みとめられていた、

アップルが設計変更せっけいへんこうを提案ていあんしたことで、Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈは米国べいこくへの輸入継続ゆにゅうけいぞくが認みとめられると米税関べいぜいかん・国境警備局こっきょうけいびきょくが判断はんだんした。マシモ側がわの弁護士べんごしは、パルスオキシメーター機能きのうが搭載とうさいされない限かぎり、Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈの米国べいこくへの輸入ゆにゅうに米政府べいせいふが反対はんたいしないことを確認かくにんしたとしている。

Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈの「Ｓｅｒｉｅｓ　９」「Ｕｌｔｒａ　２」などの新しんモデルをめぐっては、米国際貿易委員会べいこくさいぼうえきいいんかい（ＩＴＣ）の判断はんだんに基もとづき昨年さくねん１２月がつ２６日にちから輸入ゆにゅうが禁止きんしされたが、翌よく２７日にちには米連邦控訴裁べいれんぽうこうそさいがアップルの申もうし立たてを認みとめて禁止命令きんしめいれいを一時的いちじてきに差さし止とめていた。

アップルによると、当面とうめんの間あいだ、パルスオキシメーター機能きのうを搭載とうさいしたＳｅｒｉｅｓ　９やＵｌｔｒａ　２は米国べいこくでの販売はんばいを継続けいぞくする。控訴裁こうそさいは週内しゅうないにも、禁止命令差きんしめいれいさし止とめの申もうし立たてに関かんする判断はんだんを示しめす見通みとおし。