JAXAは、月を調べる探査機をのせたロケットを去年9月に打ち上げました。探査機の名前は「SLIM」で、12月に月を回る軌道に入りました。そして1月20日午前0時ごろ、月に下り始めました。
JAXAは「SLIMが月に下りることに成功しました」と発表しました。日本が成功したのは初めてで、旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続いて、5つ目の国になりました。
JAXAによると、SLIMに付いている太陽電池を使って電気をつくることはできていません。SLIMが予定と違う姿勢で月に下りたことなどが原因かもしれないと考えています。
JAXAは、探査機が下りる予定の場所と下りた場所の距離を100m以内にしたいと考えています。100m以内だと、今までの国よりずっと短くなります。JAXAはデータを調べて、これができたかどうかチェックします。