ポーランドは、ウクライナに対して戦車や戦闘機の供与を表明していてゼレンスキー大統領は反転攻勢に向けた軍事支援について協議するとみられます。
ロシア国営のタス通信は、このロシア人は、サンクトペテルブルク在住で、去年2月にプーチン政権が軍事侵攻を開始した日の夜に無許可の集会に参加したとして行政処分を受けていたと伝えています。 カフェでは当時、死亡したマクシム・フォミン氏の講演会が開かれていたということで、複数のロシアメディアは、女性がフォミン氏に小さな像を贈った数分後に爆発が起きたとするイベントの参加者の証言をもとに、贈り物に爆発物が仕掛けられていた可能性があると伝えています。
また、女性はフォミン氏に話しかけていたということで「彼女はマイクを手に取り『あなたを尊敬しています。この小さな像は私たちのチームからの贈り物です』と言っていた」と話しています。
ロシアでは去年8月、ロシアの著名な思想家の娘が、走行中の車の爆発で死亡し、ロシア側が犯行はウクライナの情報機関によるものだと発表したのに対し、ウクライナ政府は関与を否定していました。
そのうえでウクライナは、困難な状況だが適切に軍事的決定や段階を踏んでいるとしています。
この中でブリンケン長官は、ロシア国内でスパイ容疑で逮捕されたアメリカ国籍の記者を直ちに釈放するよう求めました。 アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者でアメリカ国籍のエバン・ゲルシュコビッチ氏は、先月30日、ロシア国内でスパイ活動を行った疑いで逮捕されました。
一方、ロシア外務省は声明で「ラブロフ外相は、ゲルシュコビッチ氏がジャーナリストを装って国家の機密情報を入手しようとしていたと強調した」とした上で、今後、裁判が行われることになると説明したとしています。 ゲルシュコビッチ氏をめぐっては、アメリカのバイデン大統領もロシアに対して釈放を呼びかけています。 ロシアのメディアによりますと、スパイ活動で有罪となった場合は最長で禁錮20年となる可能性があるということです。
この中でゼレンスキー大統領は「最後の占領者が去るか殺されるかする日は来る。ウクライナはすべての領土を取り返す」と述べ、ロシアに支配されている東部や南部の領土を奪還する姿勢を改めて示しました。 その上で「ロシアは敗北しなければならない。今後1週間が、われわれの勝利に向けて特に重要だ」として、近く攻勢を強める計画を準備していると強調しました。
また、死亡したのは「タタルスキー」というペンネームで知られる軍事評論家とみられるということで、連邦捜査委員会は、殺人事件として詳しく調べています。 死亡した軍事評論家は政権寄りで、ウクライナ侵攻を支持するSNSを発信してきていて、ロシアメディアは、現場のカフェでたびたび愛国的なイベントが開催されていたと伝えています。 また、ロシアの国営通信社は、店内で講演を行った軍事評論家に手渡された贈り物に仕掛けられた爆発物が爆発したとみられると伝えています。 サンクトペテルブルクはロシア第2の都市で、プーチン大統領の出身地です。ロシアでは去年8月、首都モスクワ郊外で走行中の乗用車が爆発し、プーチン大統領の外交政策に影響を与えてきたとされる思想家ドゥーギン氏の娘が死亡する事件も起きています。
ウクライナ大統領府のイエルマク長官は2日、バフムトからおよそ20キロ西にあるコスチャンチニウカで、ロシア軍による複数のミサイル攻撃があり、住宅に着弾して住民6人が死亡、8人がケガをしたとSNSで明らかにしました。
その上で「われわれはすべての領土を解放し、すべての場所にウクライナの国旗を掲げる。あらゆる手を尽くしてウクライナを取り戻す」として、東部や南部でも領土を奪還する決意を新たにしました。
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ウクライナ大統領府顧問「爆発事件はウクライナと無関係」
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ゼレンスキー大統領「今後1週間が勝利に向けて特に重要」
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戦況の推移がわかる地図はこちら【ウクライナ情勢 特設サイト】
ブチャなど奪還1年 ゼレンスキー大統領「全領土を解放する」
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ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる3日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ゼレンスキー大統領 今月5日にポーランド訪問へ