イタリア政府はアフリカなどから地中海を渡って到着する移民が急増していることを受け、非常事態を宣言しました。
イタリアでは今年に入り、アフリカなどから3万人以上の移民が到着しています。
AP通信などによりますと、イタリア南端の島にある移民受け入れ施設には4月8日と9日の2日間で約1700人の移民が到着し、施設は過密状態になっているということです。
こうした事態を受けてイタリア政府は11日、6カ月間の非常事態を宣言しました。
移民対策で超法規的な措置を取ることも可能になるということです。
また、政府は滞在資格のない移民の強制送還など、対策費用として約7億3000万円を拠出するとしています。