演習の
主な
目的は「
海上からの
潜在的な
敵の
侵略を
撃退する
軍の
能力を
強化することだ」とした
上で、
北方領土でも「
敵の
上陸を
阻止する
想定で
訓練を
実施する」としています。
演習の期間は明らかにしていませんが、ミサイルや魚雷などの発射訓練を実施するほか、制服組トップのゲラシモフ参謀総長は原子力潜水艦も参加するとしています。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は「軍の戦闘準備に必要なレベルを維持するために行われているものだ」と述べ、通常の演習の一環だとしています。
ロシアは、ウクライナ情勢を巡って対立を深めるアメリカがアジア太平洋地域でも軍事力を強化していると警戒を強めています。
こうした
中でロシアとしては
演習を通じて軍事力を
誇示し、
アメリカや、ともにロシアへの
制裁を
強化している
日本などを
強く
けん制するねらいが
あるとみられます。
一方、日本政府はロシアが北方領土で軍事演習を行うたびに抗議を続けていて、外務省は、去年の外交青書で、北方領土について「ロシアに不法占拠されている」と明記し厳しい姿勢を鮮明にしています。