業家のイーロン・マスク氏が新たなインタビューの中で、人工知能(AI)は「文明破壊」につながりかねないと警鐘を鳴らしました。マスク氏自身、自らが経営する多数の企業を通じてAIに深くかかわっており、新規のAIベンチャー設立もうわさされています。
「AIは、文明破壊の潜在的可能性があるという意味において、例えば航空機の設計や製造メンテナンスの不手際、自動車の不良生産よりも危険が大きい。その可能性がどれほど小さく見なされようとも、それは些細(ささい)ではない」。マスク氏はタッカー・カールソン氏のインタビューの中でそう語りました。この内容は2部に分け、17日と18日に放送されます。
一般消費者向けのAI製品が氾濫し、グーグルやマイクロソフトなどの巨大IT企業も進出する中で、マスク氏はこのところ、AIの危険性について繰り返し警告していました。マスク氏は先月、「制御不能」状態に陥ったAI開発競争を6カ月間停止させるよう訴える公開書簡にも署名しました。