原発事故によって避難生活を余儀なくされている福島県双葉町の人たちが暮らすいわき市の災害公営住宅で10日夜、盆踊りが行われています。
この盆踊りは、全域で避難指示が続く双葉町の伝統を受け継ぎ、交流を保とうと、町の住民グループが毎年開いています。
いわき市勿来町の災害公営住宅の広場で開かれたことしの盆踊りには、県内外の避難先などから大勢の人が集まりました。
双葉町の盆踊りは、伝統の唄とともに複数の地区がかわるがわるお囃子を担当し、太鼓や笛の演奏を止めることなく続けるのが特徴です。
お囃子の一団が乗ったやぐらの周りでは、幼い子どもからお年寄りまでたくさんの人たちが輪を作って、伝統の踊りを楽しんでいました。