Japanese News: 韓国外務省福島第一原発の汚染水問題日本公使に説明求める

韓国かんこく外務省がいむしょう福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの汚染おせん水すい問題もんだい日本にっぽん公使こうしに説明せつめい求もとめる

Aug 19, 2019 16:08

Furigana

韓国かんこく外務省がいむしょうは19日にち、ソウルにある日本にっぽん大使館たいしかんの公使こうしを呼よんで、福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょにたまり続つづけるトリチウムなどを含ふくむ水みずの海うみへの放出ほうしゅつが検討けんとうされていることについて、説明せつめいを求もとめました。

環境かんきょうへの影響えいきょうを懸念けねんする韓国かんこく国内こくないの声こえを伝つたえるとともに、日にち韓かん関係かんけいが悪化あっかする中なか、日本にっぽんに厳きびしく臨のぞむ姿勢しせいを示しめすねらいもあるとみられます。福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつでは、汚染おせん水すいを処理しょりする際さい、取り除とりのぞくのが難むずかしいトリチウムなどの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくむ水みずが、今いまも毎日まいにち170トン前後ぜんご増ふえ続つづけていて、濃度のうどを基準きじゅん以下いかにして海うみや大気たいき中ちゅうなどに放出ほうしゅつする案あんや、タンクを増設ぞうせつし長期ちょうきに保管ほかんし続つづける方法ほうほうなどが検討けんとうされています。

韓国かんこく外務省がいむしょうによりますと、クォン・セジュン（権世ごんぜ重じゅう）気候きこう環境かんきょう科学かがく外交がいこう局長きょくちょうが19日にち昼前ひるまえ、ソウルにある日本にっぽん大使館たいしかんの西にし永ひさし公使こうしを呼よんで文書ぶんしょを渡わたし、日本にっぽん国内こくないで検討けんとうされている処理しょり方法ほうほうについて、具体ぐたい的てきな説明せつめいを求もとめたということです。

これに対にたいして、西にし永ひさし公使こうしは「韓国かんこく政府せいふの立場たちばを本国ほんごくに伝つたえる」と述のべたうえで、韓国かんこくや国際こくさい社会しゃかいに誠実せいじつに説明せつめいするという日本にっぽん政府せいふの立場たちばを説明せつめいしたとしています。

韓国かんこくでは環境かんきょうへの影響えいきょうを懸念けねんする声こえが上あがっていて、韓国かんこく政府せいふとしては、こうした声こえを日本にっぽん側がわに伝つたえるとともに、日にち韓かん関係かんけいが悪化あっかする中なか、日本にっぽんに厳きびしく臨のぞむ姿勢しせいを示しめすねらいもあるとみられます。