記録的な
大雨となっている
九州北部では30
日にかけて
断続的に
激しい雨が
降るおそれがあります。
これまでの
雨で
地盤の
緩んでいるところがあり、
引き続き
土砂災害などに
警戒が
必要です。
気象庁によりますと、
西日本から
東日本付近にのびる
前線の
影響で、
九州北部を
中心に29
日朝にかけて
発達した
雨雲が
流れ込み、
断続的に
非常に
激しい雨が
降りました。
佐賀県と長崎県では、この48時間に降った雨の量が多いところで400ミリ前後に達しています。
気象庁は、午前9時前、「長崎県壱岐市では50年に1度の記録的な大雨となっているところがある」という情報を発表しました。
これまでの雨で、佐賀県と長崎県、福岡県では、土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、山口県では、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
前線は、このあとも西日本から北日本付近に停滞する見込みで、30日にかけて、九州北部を含む広い範囲で大気の不安定な状態が続き、断続的に激しい雨が降るおそれがあります。
30日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで九州北部で150ミリ、北陸で100ミリ、中国地方で80ミリと予想され、九州北部や北陸ではその後も雨量が増える見込みです。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。