しつけと
称した
虐待によって
命を
落とす子どもが
後を
絶たない
中、
子どもへの
体罰を
禁止するとした
法律が
来年4月に
施行されるのを
前に、
体罰に当たる
行為を
具体的に
示すための
検討が
厚生労働省の
有識者会議で
始まりました。
去年3月、
東京 目黒区で、
5歳の
女の子に
十分な
食事を
与えず
死亡させた
事件などを
受け、ことし
6月、
児童虐待防止法が
改正され、
親がしつけにあたって
子どもに
体罰を
加えることが
禁止されました。
来年4月から改正法が施行されるのを前に、体罰に当たる行為を具体的にガイドラインで示すための厚生労働省の有識者会議が3日から始まりました。
会合では初めに厚生労働省の担当者が、鹿児島県出水市で4歳の女の子が死亡した事件に触れ、事実関係を確認し必要な対応をしたいとしたうえで、虐待によって子どもが死亡した事件では、保護者が「しつけ」と言うケースが多数あることを説明しました。
出席者からは、暴力だけでなく暴言も許されないことを示すべきだとか、体罰によらない子育てができるような親のサポート体制が必要だなどといった意見が出ていました。
有識者会議では、年内にも体罰に当たる行為についてガイドラインにまとめたうえで、保護者への啓発に活用する方法についても検討することにしています。