8日乳がんの
摘出手術を
受けた
上皇后さまは、
経過がおおむね
順調なことから、10
日午後、
退院されました。
上皇后さまは、
午後2時すぎ、
東京 文京区の
東京大学附属病院の
入院棟の
玄関に
姿を
見せられました。
病院のロビーでは、大勢の入院患者などが見送り、上皇后さまは手を振ってこたえられました。続いて、見送りに出た院長や手術を担当した医師らに穏やかな表情で「お世話になりました」などとことばをかけられました。
そして、報道陣から「ご退院おめでとうございます」と声がかかると、一礼し「ありがとう」とこたえて、車で病院をあとにされました。
上皇后さまは、今月7日から東大病院に入院し、8日、早期の乳がんの摘出手術を受けられました。予定どおり、がんとその周辺だけを摘出する部分切除術が行われ、手術中に行われた病理検査の結果、転移は認められなかったということです。
宮内庁によりますと、上皇后さまの手術後の経過は、おおむね順調だということです。
上皇后さまは、このあと乾門から皇居に入って3日ぶりにお住まいに戻られ、上皇さまが迎えられたということです。
上皇后さまの今後の治療については、摘出した組織を詳しく調べる病理診断の結果を受けて検討されることになっています。