台風に
伴う停電で
断水の
続く千葉県多古町は、
東京電力の
対応だけでは
復旧までに
時間が
かかるとして、
取水ができなくなっている
設備に
国などから
調達した
発電機を
設置し、
水のくみ
上げを
始めました。
千葉県多古町では
停電のために、
地下から
水を
くみ上げる「
取水井」と
呼ばれる
井戸に
設置された
ポンプが
動かなくなり、13
日は
午前10
時現在で、
全体の75%
に当たる
およそ4500
世帯で
上水道の
断水が
続いていました。
このため多古町は、東京電力の対応だけでは復旧までに時間がかかるとして、国などから発電機を調達し、13日、「久賀第3取水井」など4か所に設置して、水のくみ上げを始めました。
こうした取り組みや停電からの復旧で、町内の断水は徐々に解消し、14日午前8時現在、全体の55%にまで減少したということです。
一方で、東京電力の発表によりますと、多古町の停電の復旧見込みは20日となっていることから、町はさらに2台の発電機の支援を国に対して要望しています。
所一重町長はNHKの取材に対し「一刻も早く停電を解消してほしいが、せめて断水だけでも解消されるよう対応していきたい」と話しています。