Japanese News: 日本取引所グループ山道CEO “株価と経済実態かけ離れず”

日本にっぽん取引とりひき所しょグループ山道さんどうCEO “株価かぶかと経済けいざい実態じったいかけ離かけはなれず”

Feb 26, 2024 17:02

Furigana

日経にっけい平均へいきん株価かぶかが34年ねんぶりに史上しじょう最さい高値たかねを更新こうしんしたことについて、日本にっぽん取引とりひき所しょグループの山道さんどう裕己ひろみCEOは記者きしゃ会見かいけんで、企業きぎょうの稼かせぐ力ちからの高たかまりを反映はんえいしたもので、現在げんざいの株価かぶかと経済けいざいの実態じったいはかけ離かけはなれていないという見方みかたを示しめしました。

日経にっけい平均へいきん株価かぶかは、連休れんきゅう前まえの今月こんげつ22日にちにバブル期きの1989年ねん12月つきにつけた史上しじょう最さい高値たかねを34年ねんぶりに更新こうしんし、26日にちも値上ねあがりしました。

日本にっぽん取引とりひき所しょグループの山道さんどうCEOは、26日にちの定例ていれいの記者きしゃ会見かいけんで、上昇じょうしょうの要因よういんについて「継続けいぞく的てきな物価ぶっか上昇じょうしょうと賃上ちんあげ機運きうんの高たかまりで、デフレ経済けいざいからの脱却だっきゃくが近ちかづき企業きぎょうが成長せいちょう軌道きどうに戻もどる流ながれもみられる。こうしたことで、国内外こくないがいの投資とうし家かの関心かんしんを集あつめていることが背景はいけいだ」と述のべました。

そのうえで「現在げんざいの株価かぶかはバブルではないのか」と質問しつもんされたのに対にたいし、企業きぎょう収益しゅうえきから考かんがえれば、バブル期きの日本にっぽんや現在げんざいのアメリカと比くらべても、割安わりやすだと指摘してきしたうえで、「企業きぎょうの稼かせぐ力ちからは確実かくじつに高たかまっていて、実態じったいとかけ離かけはなれたところで株価かぶかが形成けいせいされているとは思おもわない」と述のべました。

一方いっぽう、アメリカなどの株式かぶしき市場しじょうで株価かぶかが上昇じょうしょうを続つづける中なか、アメリカの著名ちょめいな投資とうし家か、ウォーレン・バフェット氏しがこのほど「今いまのマーケットは私わたしが若わかかったときよりはるかにカジノ的てきになっている」と指摘してきしたことについて、山道さんどう氏しは「アメリカの市場しじょうで言いえば、相場そうばがかなり乱高下らんこうかすることがあった。中ちゅう長期ちょうき的てきな企業きぎょうの成長せいちょうなどを考かんがえて投資とうしするバフェット氏しの投資とうし哲学てつがくからすると、そういうふうにマーケットが映うつっていることは十分じゅうぶん考かんがえられる」と述のべました。