携帯大手のソフトバンクと
アメリカの
半導体大手エヌビディアは、AIの
膨大な
データの
処理に
携帯電話の
基地局を
活用しようと、
新たな
業界団体を
設立することを
正式に
発表しました。
団体には
アメリカのAWSや
韓国のサムスン
電子など11
社が
参加し、
世界標準化を
目指します。
ソフトバンクとエヌビディアは、26日、スペイン・バルセロナで開幕したモバイル関連の展示会で、新たな業界団体「AIーRANアライアンス」の設立を発表しました。
AIの運用に必要となる膨大なデータの処理を、大規模なデータセンターを介さずに携帯電話の基地局で分散化させる技術の実用化を目指します。
団体には通信大手のエリクソンやノキアのほか、アメリカのマイクロソフトとAWS=アマゾンウェブサービス、それに韓国のサムスン電子など世界の合わせて11の企業や団体が参加し、技術の世界標準化を目指すねらいがあります。
この技術を使うことで、スマートフォン上で高度なAIのサービスを提供できるほか、AIを搭載したロボットの処理能力を高めることができるとしています。
AIの急速な普及でデータセンターの不足が課題となるなか、携帯電話の基地局の新たな活用技術として注目されます。