去年11
月、
福岡県宇美町で
軽乗用車が
通学途中の
高校生などを
次々とはね、9
人が
重軽傷を
負った
事故で、
持病の
発作の
おそれが
あると
知りながら
運転し、
意識を
失って
事故を
起こしたとして、66
歳の
派遣社員が
危険運転傷害の
疑いで
逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡県須恵町の派遣社員、中村 進容疑者(66)です。
警察によりますと、去年11月21日の午前8時ごろ宇美町の県道で、持病の発作で運転に支障を及ぼすおそれがある状態で軽乗用車を運転し、意識を失って、歩行者の男女9人をはねて重軽傷を負わせたとして、危険運転傷害の疑いが持たれています。
けがをした9人のうち8人は高校生で、このうち当時16歳の女子生徒2人はそれぞれ、すねの骨折や頭部の神経損傷などで全治3か月の大けがをしました。
警察によりますと、中村容疑者は、おととし3月にてんかんと診断され、医師から車を運転しないよう指示されていて、発作が出るおそれを認識しながら運転していた疑いがあるということです。
この事故では容疑者も両足を骨折し入院していましたが4日退院し、逮捕されました。
調べに対し容疑を認めているということです。
事故当時は、職場から帰宅する途中だったということで、警察が詳しいいきさつを調べています。