ヘイリー氏が撤退することにより、トランプ氏の党の指名獲得が確実な情勢となります。
アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルなどアメリカの複数のメディアは6日、関係者の話として、ヘイリー元国連大使が11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選びから撤退する方針を固めたと相次いで伝えました。
ヘイリー氏は日本時間の7日午前0時から、地元サウスカロライナ州で短い演説を行う見通しだとしています。
ヘイリー氏が撤退することにより、共和党から立候補していたトランプ氏以外の主要候補がすべて撤退することになり、トランプ氏が党の指名を獲得することが確実な情勢となります。
5日のスーパーチューズデーでは、トランプ氏が15州のうち14の州で勝利し、ヘイリー氏はトランプ氏に大きく差をつけられていました。
ただ、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ヘイリー氏はこのあと行う演説の中ではトランプ氏への支持は表明しない見通しだと伝えています。