石川県の輪島朝市は、能登半島地震のときの火事で大きな被害を受けました。輪島朝市は有名な観光地で、魚や野菜などの店がたくさん並んでいました。
本の会社の福音館書店は44年前、輪島朝市をかいた「あさいち」という絵本を出しました。新鮮な魚や野菜を売ったり買ったりしている輪島の人たちや、にぎやかな会話の様子がかいてあります。
地震のあと、会社に「輪島朝市を忘れないために、この絵本をまた出してほしい」とか「小学校で子どもに紹介したい」というメッセージがきました。
このため、会社はこの絵本をまた出すことにしました。会社は「みんなが輪島の人と生活を思い出して、被害を受けた人を応援できたらいいと思います」と話しています。