国の運輸安全委員会の事故調査報告書などによりますと、4年前の2019年3月には、新潟県の佐渡沖でジェット高速船がクジラの可能性がある物体に衝突し、乗客乗員合わせて109人がけがをする事故がありました。
また、2017年2月には長崎県対馬市の沖合で、高速船がクジラに衝突し、乗客9人がけがをしました。
このほか、2016年2月には伊豆大島の沖合で、高速船がクジラのような生き物と衝突し船の一部が壊れて航行できなくなりました。
横須賀海上保安部や消防によりますと、7日午前6時半ごろ、神奈川県三浦市沖の海で、遊漁船の船長から「クジラと思われる障害物と衝突し、けがをした」と消防に通報がありました。
この事故で、船に乗っていた40代から70代の男性6人が顔や腰などに軽いけがをし、病院に搬送されました。
船に浸水などの被害はなく、すでに港に戻りました。
船は、7日午前6時ごろ、イカ釣りのために三浦市の間口漁港を出発し、船長と釣り人の合わせて16人が乗っていたということです。
海上保安部によりますと、クジラを直接見た人はいませんが、船に乗っていた人が「下から突き上げるような衝撃を感じた」と話しているということで、詳しい状況を調べています。
現場は、三浦市の南の沖合13キロほどの海上です。
国の運輸安全委員会の事故調査報告書などによりますと、4年前の2019年3月には、新潟県の佐渡沖でジェット高速船がクジラの可能性がある物体に衝突し、乗客乗員合わせて109人がけがをする事故がありました。
また、2017年2月には長崎県対馬市の沖合で、高速船がクジラに衝突し、乗客9人がけがをしました。
このほか、2016年2月には伊豆大島の沖合で、高速船がクジラのような生き物と衝突し船の一部が壊れて航行できなくなりました。