インド南部ケララ州コチで、廃棄物の埋め立て地から発生した火災が続いています。7日も有害な噴煙の拡散を食い止める作業は難航し、厚い煙が立ち込めて住民は呼吸困難などの症状を訴えています。
インドで後を絶たないごみの山の火災は、危険な熱やメタンガスを排出し、同国の気候危機を一層悪化させています。
当局は60万人あまりの市民に対し、屋内にとどまるよう勧告し、外出する場合はN95マスクを着用するよう促しています。学校は6日、休校を余儀なくされました。
ケララ州消防局によると、火災は2日に発生しました。出火原因は不明ですが、埋め立て地では分解したごみから生じる可燃性ガスで火災が発生することがあります。