日本新闻: セブン＆アイ「イトーヨーカ堂」店舗4分の1削減 2026年までに

セブン＆アイ「イトーヨーカ堂いと-よ-かどう」店舗てんぽ4分ぶんの1削減さくげん 2026年ねんまでに

Mar 9, 2023 17:03

Furigana

流通りゅうつう大手おおての「セブン＆アイ・ホールディングス」は、傘下さんかの大手おおてスーパー「イトーヨーカ堂いと-よ-かどう」について、全体ぜんたいの4分ぶんの1にあたる店舗てんぽの大幅おおはばな削減さくげんを行おこなうなど、新あらたな経営けいえい計画けいかくを正式せいしきに発表はっぴょうしました。

セブン＆アイ・ホールディングスは9日にち、取締役とりしまりやく会かいを開ひらき、グループの新あらたな経営けいえい計画けいかくを決きめました。

この中なかで、傘下さんかの大手おおてスーパー、イトーヨーカ堂いと-よ-かどうについて、2月末げつまつ現在げんざいで全国ぜんこくに126ある店舗てんぽについて、地方ちほう都市としの採算さいさん性せいが低ひくい店みせを中心ちゅうしんに、3年ねん後ごの2026年ねん2月つき末まつまでに全体ぜんたいの4分ぶんの1にあたる33店舗てんぽを削減さくげんし、93店舗てんぽとするとしています。

そのうえで、首都しゅと圏けんについては、グループ傘下さんかの小型こがた店てんのスーパーを運営うんえいする「ヨーク」などと事業じぎょうの統合とうごう再編さいへんを進すすめるとしています。

さらに、自社じしゃで運営うんえいするアパレル事業じぎょうからは完全かんぜんに撤退てったいし、食品しょくひん事業じぎょうに集中しゅうちゅうするとしています。

イトーヨーカ堂いと-よ-かどうは、専門せんもん店てんやネット通販つうはんとの競合きょうごうで衣料いりょう品ひん部門ぶもんを中心ちゅうしんに業績ぎょうせきの不振ふしんが続つづいていて、こうした合理ごうり化か策さくを通つうじスーパー事業じぎょうの構造こうぞう改革かいかくを進すすめる一方いっぽう、主力しゅりょくのコンビニエンスストア事業じぎょうに経営けいえい資源しげんを一段いちだんと集中しゅうちゅうさせるとしています。

一方いっぽう、セブン＆アイをめぐっては、海外かいがいの株主かぶぬしからグループ全体ぜんたいの再編さいへんを求もとめられていることから、イトーヨーカ堂いと-よ-かどうの合理ごうり化か策さくに加くわえて、コンビニ事業じぎょうの「セブン‐イレブン」を含ふくめた一段いちだんの事業じぎょう再編さいへんも大おおきな焦点しょうてんとなります。

井い阪ばん社長しゃちょう “コンビニ事業じぎょうの維持いじ向上こうじょうに不可欠ふかけつ”

説明せつめい会かいで、セブン＆アイ・ホールディングスの井い阪ばん隆一りゅういち社長しゃちょうは、コンビニエンスストア事業じぎょうをグループの中心ちゅうしんに位置いちづける方針ほうしんを改あらためて示しめしたうえで、「中心ちゅうしんに進すすめるべきは『食しょく』であり、スーパー事業じぎょうを中心ちゅうしんとした食品しょくひん関連かんれんの強つよみは、コンビニ事業じぎょうの競争きょうそう力りょくと成長せいちょう力りょくの維持いじ、向上こうじょうに不可欠ふかけつだ」と述のべました。